【都市伝説?】クロレラ、エナジードリンク、プロポリスなどにまつわるお話【その1】
お久しぶりです、稲垣大輔です。
業務過多のため、更新が完全にストップしておりました。
これからは定期的に更新していきますのでよろしくお願いします。
さて、歳のせいか周りで健康志向の友人が増えてきており、サプリメントについて聞かれることが多くなりました。
とくに、有名どころのクロレラやエナジードリンク、某養蜂場でおなじみのプロポリスなどなど、昔ながらのサプリメントから最新ドリンクサプリにいたるまで、ひたすら質問攻めにあっています(笑)
なかでもいちばん聞かれるのが「この○○サプリって効くの?」です。
あえて言おう(某ギレン提督風に)、薬剤師&法律系の仕事をしている人間にその質問をするのは御法度です(笑)
「効かない」って答えるに決まってるじゃないですか!!
サプリは法律上「食品」なんですから…
質問するときは枕詞に「あえて法律をガン無視するとして」をつけてください(違)
「効く・効かない」の話はまた別の機会に書くとして、同じく出てくる質問が「ネットや本に○○成分は危険って書いてあるんだけどどうなの?」です。
今日はこれについて書いてみようかなと思います。
結論から言ってしまうと、「何にでも一長一短はあるのだから、いちいち揚げ足取りをすること自体が不毛」です(笑)
その理由を順に見ていきましょう。
クロレラは内臓へのダメージが大きい?
健康志向の筆頭ともいえるクロレラ。
前にもクロレラに関する記事を書いたとおり、クロレラは栄養価に富んだ藻です。
そして、クロレラのネガティブキャンペーンをする人がよく使うのは、
・消化吸収が悪く、胃腸や肝臓に悪い影響を与えるからダメ
・ワルファリンと相互作用を起こすからダメ
の2つ。
これを見るだけで何となくピンとくる方もいるんじゃないかなと思いますが、全製品に当てはまるものでもないし、万人に当てはまるものでもないんです。
・消化吸収が悪い
→製品によっては、あらかじめ消化吸収をよくするように工夫している
クロレラに限らず植物は消化吸収が悪い原因をもっているのでクロレラだけ攻撃する意味が不明
・ワルファリンとの相互作用
→成分的にそのとおりなのですが、そもそもワルファリンを使用している人は医師・薬剤師などから相互作用についてものすごく注意を受けているため十分回避可能(納豆なども相互作用を起こしますし)
というわけで、「クロレラは危険!!」という内容は、「1日に3トン白米を食べたら死ぬ!!」と同じようなことを書いていると言っても過言ではなかったり…(笑)
かといって、必要以上に摂取したら健康な人でも何らかの影響を受けるのは事実なので、ちゃんと適量を摂るようにしましょう。
と、ここまで書いた時点で1100文字を超えてしまったので、長文化を極力避けたい稲垣は、エナジードリンクやプロポリスの話をまた次回に持ち越すことを決めたのでした…。
ではまた。
稲垣大輔、カレーに飲まれる
こんにちは、稲垣大輔です。
すごく久々の更新です。
先日のクロドリ(もう何のことか意味不明)の一件以降、怒涛の業務ラッシュが続いておりました。
ネタにしたいんですけど、完全に機密情報にあたる内容なのがつらいところ(笑)
そんなこんなで、ずっと某株式会社と某販売店とのやり取りで引きこもりっ放しだったわけですが、こういうストレスMAXのときの稲垣は「ラーメンに溺れる」か「カレーに溺れる」選択をしたがります(笑)
なので、業務ももろもろ落ち着いたので早速カレーに溺れてきました!!
えっ?なぜタイトルは「飲まれる」なのかって??
それはもちろん…
行ったお店の名前が「カレーは飲み物」だからです(ドヤ顔)
ステキなネーミングセンスですよね。
カレー=飲み物ですからね。
まさにカレーの定義を根底から覆す概念ですよね(笑)
カレーライスは2種類。
ルーがティーカップに入った「赤」と、フォンドヴォーを使った「黒」。
どちらも無料で3種類のトッピングを選ぶことができ、非常においしいです。
↑
赤
↑
黒
ボリュームも小盛り~山盛りまで選べるので、ストレスを発散させたい日には山盛り一択です(笑)
カウンター席のみなので回転率が高く、行列になっていてもすぐに入れるという親切設計。
かつ注文してから料理が出てくるまでわずか数分!!
どこまでストレスフリーに配慮してるんですか(笑)
というわけで、またいっぱいいっぱいになったときには飲まれてこようと思います。
ではまた。
バンダイの科学力は世界一イイイイイイイ!!
こんにちは、稲垣大輔です。
前回のザ・クロレラエナジードリンク(日に日に名称省略中)の件以降、おもしろそうな薬事ネタが現れず、ラーメン日記にでもシフトしようかなとか考えていた矢先、理系の心をくすぐる衝撃のニュースが飛び込んできました(笑)
それがコレ↓
うわぁ…どこに需要があるかさっぱりわからないけれど、こういうネタはものすごく大好きだぁ…(笑)
しかも、
ダンゴムシ特有の構造を徹底研究・試作を繰り返し、二年の歳月をかけて遂に完成しました。
これを作り上げるために費やした歳月が、半端なく研究者魂を揺さぶってきますね(笑)
まぁ、ガシャポンやるかと問われれば、やらないんですけど。
だって、忘れた頃にコレを見つけたら、絶対卒倒して泡吹く自信ありますもん。
そして、今日はダンゴムシの雑学でも書こうかなと思い、「ダンゴムシはコンクリートを食べる」とか調べていたんですけれど、「いざというときに食べることができる」という文章を見た瞬間にそっとGoogleを閉じました(笑)
やっぱり薬事ネタ探そうかな。
ではまた明日。
【藻】クロレラ、ユーグレナ、スピルリナの違いとは?
こんにちは、稲垣大輔です。
先日書いた記事で、「クロレラのエナジードリンクで色々揉めた」とチラッと書きましたが、「クロレラとユーグレナって何が違うの?」と昔聞かれたことを思い出しました。
なので、今日はそれについて書いてみようかなと。
ついでに、スピルリナも仲間に入れてみようかなと思います。
全部「藻」の仲間
・クロレラ →緑藻類
という分類からもわかるように、3つとも「藻」です。
ちなみに、「藻=植物」というイメージがあるかと思いますが、ユーグレナの別名はミドリムシ。
小学生の理科で習った名前でなじみ深い方が多いのかなと思いますが、ユーグレナだけは動物性の機能も持っており、動物と植物を足して2で割ったような生物です。
何が違うの?
違うところを挙げだしたらきりがないのですが、栄養バランスなどの健康面で言えば、どれもそこまで差はないです。
全部、たんぱく質を豊富に含んでいるほか、ビタミンやミネラル、そして葉緑素を持っているのでクロロフィルなども含まれています。
ざっくり言えば「栄養バランスが良い」ということですね(笑)
また、クロレラやスピルリナは細胞壁と呼ばれるかたい壁を持っているので、細胞壁を持っていないユーグレナに比べて体内での消化吸収が良くない、という違いがあります。
ただ、最近ではサプリメントなどにする際に、細胞壁を壊してから加工するメーカーさんが多いので、そこまで消化吸収の差を考えてなくても実は良かったり…(メーカーさんによってはそれを売りにしているところもあります)
サプリメントもたくさん
某サ●クロレラをはじめ、3種類とも色んなサプリメントに使われています。
なかにはミドリムシクッキーのように、お菓子などに使われることも。
「どれをふだんから摂ればいいの?」と思う方も多いかもしれませんが、率直に言ってどれでもOKだと思います。
栄養価はどれも高いですし、健常な方であれば、どれを摂っても健康維持のサポートになるかなと(何らかの疾患で医薬品を使っている方は、ちゃんと医師や薬剤師、登録販売者の方にご相談ください)
強いて言うなら、自分の味覚に合うもののほうが長く続けられるのかなと思います。
自分で調べてみると、もっと細かい違いや研究中の健康効果なども知ることができるので、興味のある方はぜひググってみてください。
ではまた明日。
【「どうぐ」と「薬」】ポケモン新作発表されましたね
お久しぶりです、稲垣大輔です。
気がつけば1週間以上更新がストップしていてごめんなさい。
某クロレラ系サプリを扱っているメーカーさんと新作エナジードリンクCMの薬事面で色々と揉めたり、某株式会社さんと某販売店さんとコネクション繋ぎに奔走したり、色々重なっておりました。
…という言い訳はこれくらいにしておき、巷ではポケモンの新作が公式発表されましたね。
もちろん、私は初代のポケモン(赤緑青ピカチュウ)が発売されたときの世代なので、今作が「ピカチュウバージョンをベースにしている」という話を聞いて大興奮(笑)
ポケモンGOも久しく開いていなかったのですが、ちょっとやってみようかなと思ったりしていました。
そういえば、ポケモンに出てくる道具のなかには、医薬品の成分の名前もあったりするんです。
【初代ポケモンに出てくる道具】
タウリン(攻撃力の基礎ポイントを上げる)
ブロムヘキシン(防御力の基礎ポイントを上げる)
リゾチウム(特攻、特防の基礎ポイントを上げる)
インドメタシン(すばやさの基礎ポイントを上げる)
…やばい、書いててものすごく懐かしい…(笑)
ちなみに、現実世界でのそれぞれの成分の役割はこんな感じ。
【実際の効能・効果】
タウリン(肝臓機能を改善する)
ブロムヘキシン(たんのきれを良くする)
リゾチウム(炎症をやわらげる)
インドメタシン(炎症を抑える)
効能・効果と全然関係ないんです。
タウリンはある意味なんとなく近いですけど、ブロムヘキシンとか想像するとなんか嫌だ…(笑)
まぁ、こういう比較をすること自体野暮ってもんなんですけどね。
たまにはゲームの世界と現実世界をごちゃ混ぜにしてみるのも楽しいですね。
ではまた明日。
【寒暖差に注意】かぜの意外なお話
こんにちは、稲垣大輔です。
最近、昼夜の温度差が大きいですよね。
例にもれず、私もかぜをひいてしまいました。
「えっ、薬剤師なのに…?」と思ってしまうのは野暮ってもんですよ(笑)
体調管理をしていてもひいてしまうときはひいてしまうもの。
というわけで、今日はかぜについての雑学や治し方を書いてみようかなと思います。
かぜを治す薬は存在しない
これだけ見ると衝撃的ですよね。
そもそも、かぜの原因の8割はウイルスによるもの。
細菌による感染や、冷気・乾燥・アレルギーなどの非感染性のかぜは、たったの2割。
そして、原因となるウイルスの種類は200種類以上もあるんです。
200種類以上のウイルスに共通して有効な物質なんて想像つかないですよね。
実際、ウイルスによって活動環境が全然違うため、これらに適した物質はありません。
なので、一般的に「かぜ薬」とは、かぜそのものではなく、かぜの諸症状(くしゃみ、鼻汁、咳、痰など)の緩和を目的として使用される医薬品のことをいいます。
ちなみに、かぜを手っ取り早く治すには、自己免疫力を駆使するのが最適。
むしろ、かぜ薬を使うと治りが遅くなるので、安静にして栄養と水分をしっかり摂るほうが圧倒的に治りが早いです。
かぜの症状に抗生物質は効かない
「病院でいつももらってるのに?」と思う方も多いかもしれません。
抗生物質は「細菌」に対して効果のある物質であり、ウイルスに対しては効果がありません。
なので、かぜに対して抗生物質は基本的に意味がないんです。
ただ、医者としては、「かぜによって二次的に感染症が出てしまったときの保険」として抗生物質を処方している人もいるので、一概にダメとは言えないのが現実だったりします(それが原因で訴えられても困るので)
医者のなかには、「今までそうしてたから」と慣例的に処方する人や、「そのほうが儲かるから」と考えている人もいるもんだからタチが悪いんですけどね(笑)
「胃腸かぜ」はかぜではない
かぜは、「上気道の急性炎症」の総称で、胃腸の症状は関係ありません。
なので、熱が出たりすると同時にお腹が痛くなった場合、ウイルスが消化器に感染したことによる「ウイルス性胃腸炎」である場合が多いのです。
ただ、症状がかぜと似ているため、「胃腸かぜ」や「お腹にくるかぜ」と呼ばれたりします。
いかがでしたでしょうか?
「大事な会議のために、今すぐかぜの症状をおさえたい!!」などというとき以外は、かぜ薬には頼らないほうが絶対的にいいです。
十分な睡眠と栄養・水分を摂ることを心がけましょう。
ではまた明日。
【今日は旅の日】Google Earthを使って旅行しよう
こんにちは、稲垣大輔です。
今日は松尾芭蕉が奥の細道に旅だった日ということで、「旅の日」なんだそうです。
ニュースを見て「そういえば最近旅行に行ってないなぁ」と思ったので、今日は自宅でもできるお手軽旅行をご紹介しようかなと思います。
Google Earthを使って旅行気分を味わおう!
記事タイトルですでにネタバレしているのですが、Google Earthを使えば自宅にいても旅行気分を味わえるんです!
はい、そこ! 「寂しい人だ」とか言わない(笑)
会社勤めである以上、長期休暇でもとらない限り海外旅行とかなかなか行けないじゃないですか。
そんなときに文明の利器を活用するに越したことはありません。
Google Earthを使えばその場にいながら各地の風景を楽しむことができるんです(稲垣はGoogleの回し者ではありません)
プロジェクターを使うと臨場感アップ!
そうはいっても、スマホやPCだと「画面の向こう」に景色が見えるだけ。
そんなときにはプロジェクターの出番!
プロジェクターを天井に向けるのがポイントです。
寝転がりながらプロジェクターに映し出された景色を見たら、まさに「その場に自分がいる」感覚を味わうことができます。
稲垣はこれを駆使しして、自宅にいながら地元を散歩するという、「だったら帰省すればいいじゃん」と突っ込まれること間違いなしの行動をしていました(笑)
VRを使うとさらにすごいことに!?
ただ、残念ながらVRの装置を持っていないため、実施することができませんでした。
どなたか実践した方がいたらぜひ感想を教えてください(笑)
最近のIT技術の革新は本当にすごいですよね。
近いうちにマトリックスみたいな状態になっちゃうかも?
ではまた明日。