インフルエンザの雑学
こんにちは、稲垣大輔です。
昨日は友達2人で盛大に肉祭りをしまして…すこぶる快調です。
やっぱり健康一番(しつこい)
昨日は薬の命名について書きましたが、タミフルのことを書きながら「そういえばインフルエンザって身近なのに知らないこと多かったりするよなぁ」と思ったので、今日はインフルエンザについて。
1.インフルエンザ=かぜ?
そもそも「かぜ」という病名はなく、ウイルスなどによって引き起こされるいろんな症状(鼻やのどなど、上気道の急性炎症)をまとめて「かぜ」と呼びます。「感冒」とも言います。
一方、「インフルエンザ」は、インフルエンザウイルスによって引き起こされる上気道の急性炎症で、別名「流行性感冒」。
実はインフルエンザはかぜの一種なんです。
ただ、インフルエンザのほうが感染力が強く、重症化しやすいので、かぜとは区別して扱われます。
2.インフルエンザって冬だけじゃないの?
「インフルエンザは12~3月くらいに流行する」と思っている方は多いかもしれません。
実際、全国的に流行するのはそのくらいの期間なのですが、実は年中インフルエンザにかかる可能性はあるんです。
流行期は11月下旬~3月で、4~5月で減少していくのですが、夏場でもインフルエンザにかかる人がいたり…
ちゃんと手洗いなどを心がけましょう。
3.インフルエンザワクチンは勘?
秋ごろから実施されることの多い「インフルエンザの予防接種」
予防接種で使われるワクチン、実は勘でつくられているんです(笑)
というのも、インフルエンザウイルスにはいろんな種類があり、A型、B型、H3N2、H1N1のような呪文のような言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
要はいろんな種類のウイルス株があるので、「今年は何が流行するか」というのを予想してワクチンをつくるんです。
もちろん、本当の勘ではなくて、統計的に「今年はコレがくる!」というのを予想するのでそれなりの精度はあるんですが、当然外れることもあります。
「予防接種したから大丈夫」とは決して思わないようにしましょう。
ちなみに、インフルエンザワクチンを接種すると、「感染後に症状を発症する可能性を下げる」「発症した場合の重症化を防ぐ」の2つの大きなメリットがあるので、「勘なんだったら予防接種するのやめよう」というのもやめておきましょう。
今日はここまで。
続きは…流行期にでも書こうかな(笑)
ではまた明日。